2018年6月に「素敵に写真を撮って、それを販売できるなんて素敵!」とストックフォト大手のPIXTAに写真を登録し始めました。売れるためにどうしたらいいか個人ブログを手当たり次第読みましたが、「PIXTAは売れない」という落胆の声が多いのに一度やる気が失せかけました。

PIXTAで写真が売れない6つの理由
1つ目の理由
PIXTAで写真を購入するのは企業が多いと言われており、個人が撮った風景写真などは使用目的からずれているため購入されにくい。
2つ目の理由
売れ筋のメインは、モデルさんを使った、特定のシーンを再現した写真。(例えば、介護のシーン、会社で働くシーン、育児のシーン、幸せな家族像など)。個人がモデルさんを使ったり、スタジオで撮影したりするのは難しく、売れ筋の写真を撮れない。
3つ目の理由
PIXTAではひと月にアップロードできる写真の枚数に制限があり、写真のストックがなかなか増やせない。これについては、色々な方が指摘していました。
4つ目の理由
PIXTAは国内向けのフォトストックなので購入者がほぼ日本人のみで市場が小さい。
5つ目
PIXTA専属クリエーターさんが優遇されている(かもしれない)。一般の個人で初心者は不利な立場にある。
6つ目
ストックフォトは2010年ころからあるサービスで、2019年現在は既に「飽和している」と言われている。既にたくさんの人が参入して、作品もたくさんあるため、初期のころのようには売れなくなっている。


ベテランさんの「PIXTAで売れるようになるには?」はシンプル
インターネットで「PIXTA売れない」の記事の多さにがっくりした私は8年間PIXTAをされている主婦クリエーターさんのブログに出会いました。

「私はそれほど写真はうまくないですけれど、今は月100枚ほどは売れていますよ。
PIXTA歴は8年。アップロード枚数の枠は現在40枚。コツコツやっています。PIXTAは売れないという方が多いですけど、なぜ売れないかというと売れる前に撤退しているからです。
私が本当に売れ始めたと思ったの写真の登録枚数が800枚を超えてからでした。お花とかお料理とか身の回りにあるもの撮っていますが、売れていますよ。
あと、ビッグキーワード(例えば、クリスマスとか)で狙いすぎないこと。ライバルがうじゃうじゃいますから。
初心者がビッグキーワードで戦っても勝てないです。私の場合、車のキーの電池交換の写真を載せたら売れましたよ。誰も載せていませんでしたからね。
生活の中で撮れる写真はたくさんあります♪
私からのアドバイスはニッチなシーンを撮ること、そして毎月のアップロード枚数の枠を使い切ること。そして継続すること。登録した写真の数が増えていけば検索されやすくなりますヨ。」
PIXTA歴8年のベテランさんの言葉には説得力があり、心に響きました。
ニッチなシーンを撮る
この主婦クリエーターさんの言っていることに信頼性を感じたのは他のブロガーさん達のPIXTA記事を読んで確かにそうだと思ったからです。
例えば、PIXTAを始めたばかリ(特にPIXTA経験1年未満)の人たちの「こんな写真が売れました」報告を見ていると、こんなの売れるの?という写真ばかりなのです。
・壁の亀裂
・ポーランドのナチス収容所
・アリの集団
つまり初心者が売ることのできる写真ってニッチな写真(数が少ない写真)なのですね。私が東京スカイツリーを撮ったところで、埋もれてしまうのです(きれいに撮れたのでアップはしましたけど)。
でもニッチという言葉にがんじがらめにならないでください。例えば「紅葉」なんてビッグワードですけれど、アップロードしたらアクセスがありました。反対にニッチでもスイスの田舎の写真(日本人がツアーで絶対いかないところ)をアップしたところ、ニッチすぎてアクセスはゼロのままということもありました。
個人的にはニッチで需要のある写真をとるのも大切ですが、次のことは一番大事だと思っています。
(最近撮影した写真↓元旦に東京都庁から撮りました)
写真の登録枚数が増えれば検索されやすくなる
この主婦クリエーターさんは登録枚数が800枚を超えてから売れ始めたと言っていましたが、PIXTAの専属クリエイターさんも1000枚まではとにかく登録することをアドバイスされていました。つまりそれぐらいの枚数にならないとを人の目に止まらないということです。
あと美大卒の写真の上手な方が一般クリエーターとして販売されていましたが(PIXTA経験1年未満)、そんな技術の高い方でもこれだけしか売れてないのっていうぐらいしか売れてないんです。記事をみたところ月2枚くらいでしたね。
腕の良しあしよりもPIXTAでは写真のアップロード数がものをいう世界であることがわかりました。特に2019年からPIXTAを始めようとする「フォトストック後発組」は「先発組」に比べてより気長に取り組む必要がありそうです。

PIXTAで一般人が「売れる」ためのまとめ
ポイント
「写真の登録枚数をとにかく増やす。」
「コツコツ長く続ける。」
「自分に割り当てられたアップロード枚数枠を毎月必ず使い切る。」
「ニッチで需要がありそうな写真を登録する」(←考えすぎると写真を撮るのが面白くなくなるのでこんなの売れるのかな~と思いながらもいろいろな写真をアップするのがいいと思います。)
PIXTAってクリエイター数だけみるとめちゃめちゃ人数が多いですが、PIXTAに数枚登録してやめてしまった人も多いそうです。主婦クリエーターさんによると「200枚ぐらいでやめてしまう人も多い。」とのこと。私は今200枚の手前なのでふんばりどころです。他のブログを拝見していると、何年も続けている方はそれなりに収益(4年続けている方でPIXTAで月3万円稼いでいる方をみました)を得ているのです。継続は大切ですね^^
PIXTAは確かに売れにくいのですが、それでも「PIXTAでは一枚が売れると大きく稼げる」から続けているというクリエイターさんは多いです。確かに私も最初に売れた写真がLサイズだったので一枚で700円以上を稼ぐことができました。

-
-
PIXTAには一眼レフが必要?スマホやデジカメではダメ?一眼レフはデジカメと何が違うか解説!
フォトストック(写真を登録して販売できるサイト)を運営しているPIXTAで写真販売をしたいときに、一眼レフは必要なのか?という疑問ですが、私の経験からは「あった方がよい」というのが答えです。 &nbs ...
-
-
PIXTA開始7カ月目に初売上の後、3か月連続売上あり。売れた写真にみる初心者でも売れる写真の共通点。
2018年6月にPIXTAを始めた倹約ブロガーmimiのその後です。 mimi売れないと言われるPIXTAですが1年目の私が3か月連続売れていています。フォトストック後発組でこのレベルで ...
-
-
PIXTAって売れない?90枚の壁を越えた頃にLサイズ(=3,564円)のこんな風景写真が売れた。意外なものにアクセスあり。
フォトストック(自分で撮影した写真を登録して販売すること)というものを2018年の6月に知り、PIXTAという日本の大手フォトストックで写真を登録し続けて7か月目。1枚目が初めて売れました。 しかもL ...
-
-
PIXTAを1年半続けたら売上はどうなった?売り上げ枚数は一年前と比べると大幅に増加。売れる写真とは?他のフォトストックの売り上げとも比較。
「売れない、売れにくい」と言われるフォトストックとして有名な PIXTAですが、2018年6月からの一年半コツコツと毎月アップロード上限数の写真を投稿して売り上げがどうなったかを報告します。 &nbs ...
-
-
2020年コロナ渦でのPIXTA 3年目の売り上げ(収益)報告。どんな写真が売れたかも紹介。売れないPIXTA を続けたら売上は増えていくは本当!?
PIXTA は続けていけば売上が上がっていくらしいと書いた過去記事が本当であるかどうかを証明するためにも2年半PIXTAを続けてきました。ここではコロナ危機と重なってしまった3年目の売り上げについて報 ...