パソコンでキーボードの入力作業を長時間行うことによる手首の痛みや指の痛みなど手の健康に関する悩みは深刻ですよね。
私も職業柄(翻訳業)、手に関係する痛みや不調は本当に深刻で一時期仕事を休んだこともありました。そして整形外科、鍼灸院にかかる医療費もバカになりませんでした。手に対する負担を少しでも和らげたい私が人間工学デザインに基づいて作られた八の字型のキーボード「マイクロソフト キーボード ワイヤレス/人間工学デザイン Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006」を1年使った感想を記事にしました。
この記事では ・手首の痛み ・指の痛み ・使い心地やサイズ感など をお話しますネ。
私がこのマイクロソフトのキーボードを購入したいきさつ
職業柄1日8時間ほどタイピングしていて慢性的に手首が痛いのに悩んでいました。 少しでも、痛みを和らげるために、キーボードを変えることにしました。
この人間工学デサインのキーボードを選んだ理由
購入したのは1年前(現在は2019年2月)です。買った日の直前に同業者の先生のセミナーに参加したのですが、 その時に先生(男性)が使っていたのがこのマイクロソフトのキーボードでした。 ボディがすごくコンパクトで、なだらかなアーチを描いた形状だったので目にとまりました。
先生の方から「これね、いいキーボードですよ。」とコメントがありました。先生は手首がどうこうよりはタイピングがしやすいとおっしゃってましたね。
先生にお願いしてキーボードを触らせてもらいましたが、コンパクトで指も届くし、私より手の小さな女性でも全然大丈夫そうだと思いました。しかも手首によい八の字型で、「これだ!」と思いました。
そして家に帰って即買いです。同業者の直接の口コミに勝るものないですね。
サイズ感
サイズ感ですが、コンパクトで女性によりオススメできます。縦15.3センチ×横38.8センチです。
上の白いキーボードは以前使用していたエプソンのキーボードです。かなりコンパクトになりました。
ちなみに私の手のサイズは縦全長18 CM、 中指の長さが8 CM で女性としてはかなり手が大きいですが、キーボード自体がコンパクトなので手の小さな女性にこそ使ってほしいです。また、このキーボードを勧めてくれた先生は男性で私より背が高いです(170センチ以上ある)が、このキーボードを他の翻訳者たちに進めるぐらいですから男性でも使いやすいのだと思います。(アマゾンのレビューもほとんど男性ですね!)
ちなみに私が2015年に購入した下のキーボードは、同じマイクロソフトの人間工学デザインの類似のキーボードですが、女性には大きすぎるのでおすすめできません。手の大きなわたしでも指がとどかないのです。しかも大きくて置き場所に困りました。(しかも有線です。)結局使わなくなって捨ててしまいました。
↓こちらのマイクロソフトの八の字型のキーボードは女性にはおすすめできません。間違えないよう気を付けてください。
キーボードと手首の痛みについて
以前使っていたキーボード(長方形型)だとどうしても手首がくの字(または逆くの字)になってしまいます。その無理な体勢が痛みの原因になります。 特に長時間キーボードを打つ方は手首にかなりの負担がかかります。
長方形型のキーボードとは対照的にマイクロソフトのキーボードはハの字型なので手首が変に曲がりません。手と腕がほぼ直線になります。なのでこのキーボードを使い始めてから1年間、手首が痛くなるということはありませんでした
キーボードと指の痛みについて
キーボードの固さですが、軽いわけでもなく、かといって重いわけでもない、ごく一般的なキーボードと言えます。
私としてはもう少し軽くして欲しいというのが本音です。
指の関節に関してはキーボードを打つという行為自体が悪いので、指の関節の痛みがなくなるということはありません。これについての対処法ですが、なるべくキーボードを打つ時間を短くするしかありません。私は音声入力などを部分的に使って指になるべく使わないようにしています
その他
持ち運びしやすい
私はキーボードを持ち運びするということはないのですが、講師の先生は小さめのスーツケース(3~4泊用)に入れて持ち運んでいました。「持ち運びしやすい」と言っていました。
重量もたったの1.2 kg で、とても軽いです。今まで有線のキーボードだったので無線のキーボードは身軽でいいと思いました。
折りたたみ式のキーボードにはコンパクトさで負けますが、ここでは「手首が痛くならないキーボード」というのが最も大事なコンセプトなので、この点は気にしていません。
パームレストについて
このキーボードは手のひらの下部がちょうどキーボードのクッション部分に接触するように設計されています。これは手首をまっすぐに自然な位置に保つためにそういうデザインになっているそうですが、長時間タイピングしていると接触による摩擦が気になります。なので私はクッション部分にさらにタオルををしいています。
キーボードとテンキーがわかれている
キーボードとテンキーが分離された状態になっています。今まで使っていたものが一体型だったので新鮮でした。私自身がテンキーをそんなに使うわけではないので気になりません。家での作業スペースが狭いので分かれていてくれてかえって助かりました.。
OSについて:Windows10でも使える
Amazonの説明にはWindows 8、Windows RT、Windows 7が対応と書かれています。私は Windows10Proの 環境で使用していますが全く問題ありません。
耐久性
「耐久性がない」というレビューもありましたが、パソコンのヘビー使用者(1日8時間は使っている)の私が1年使えています。とりあえず1年は大丈夫と言えます。
ファンクションキーが気になるという意見が多い
アマゾンのレビューでは「ファンクションキーが小さくて押しにくい」との声がけっこうあります。確かに小さいので、最初はびっくりしましが、慣れました。今では何も思いません。(写真にテンキーと書いてしまいましたが、ファンクションキーの間違えです。すみません!)
値段など
人によっては別途USBポートがいるかも
このキーボードはUSBコネクターで接続するタイプですが、私のデスクトップパソコンは USB の差込み口が距離的に遠いので、 別途USBポートを購入しました。1000円~2000円くらいで購入できます。
値段
実は私が購入した時は6200円だったのですが、今は650円ぐらい値下がりして 現在5541円になっています(2019年2月現在)。
マイクロソフト人間工学デザインキーボードのまとめ
まとめ ①手首が痛くなりにくい ②指の関節の痛さには効果がない→音声入力などを使用してキーボードをなるべく使わないような工夫を ③コンパクトなので、手の小さな女性に特におすすめ(実際は男性もよく使っている) ④持ち運びしやすい ⑤テンキーが小さいということを念頭にして購入を
いかがでしたでしょうか?