一眼レフを始めてから6ヶ月目に広角レンズの「SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM」を購入したので使い心地などレビューします。
この記事はこんな方におすすめ
- 標準レンズに限界を感じるので広い範囲を撮影できる(超)広角ズームレンズを探している方
- 純正(CanonユーザーであればCanonのレンズのこと)にこだわらず、サードパーティー製(別の会社製)でもかまわない方
- 性能は「最高!」を求めずそこそこ良い、値段以上に満足できるレンズをお探しの方
- SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5を実際よく使っている私の詳しいレビューを読みたい方
- レンズの重さも重要なポイントとなる方
- 女性の視点が欲しい方
ちなみに私の一眼レフはCanon EOS Kiss X7ですので、キャノンAPS-C用を購入しました。ですので、もしかしたら、Canonの上位機種、ニコン、SONY、オリンパス製の一眼レフでは私のカメラと写りぐあいが違ってくるかもしれません。
シグマ超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 の使い心地
形状
真ん中が今回購入したしたシグマの10-20mm F3.5の超広角レンズです。背丈は約12センチでキャノンの望遠レンズより低いのですが、より幅広です。
重さ
公式ページに掲載されている重さは520gですが家で測ったら590gでした(フードやカバーがついているからでしょうか?)。
以前から保有しているCanonの望遠ズームレンズ55-25mmと比べると、「重い!」というのが正直な感想です。重たいのが嫌で型落ちのCanon EOS Kiss X7(世界一軽い一眼レフ)をチョイスしたほど重たいもの嫌いな私ですが、もともとカメラ自体が軽いのでぎりぎり許容範囲です。
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でも、2、3時間外に出かけて撮影していると手や腕が疲れてきます。重さに対する感じ方は人によって違うのでなんともいえないのですが、Canon EOS Kiss X7を使っている方はもれなく「重い」と感じるのではないかと思います(もともと世界一軽い機種を使っているので・・・)。
フィルター径が大きい!
フィルター82mmでとても大きいです。
ちょっと困ったのがレンズが傷つかないために別途とりつけるフィルターです。Kenko製フィルターは約3000円で高く感じたので、少しでも出費を抑えたい私は下の1339円のフィルターを購入しました。各メーカーに対応しており、Amazonでのレビュー評価も悪くありません。このフィルターについてですが、私自身使っていて何か問題があると感じたことははありません。フィルターの上からフードも付けられます。
フィルター径が大きくなったせいか、冬場によりホコリがつきやすくなりました。
特に乾燥している時期はブロワーの使用頻度が高くなります。
↓ブロワー(必ず持ち運ぶことをおすすめします。私は持たず写真撮影に出かけてしまったことがあり、後から大後悔したことがありました。)
F3.5ってどんな感じ?
F値(=この値が小さいほど明るく撮影できる)3.5というのはやや明るい部類に入ると思います。ただ、夜景はやはり三脚がいります。
下の写真は夕暮れに手持ち撮影しましたが、三脚は必要だと感じました。(写真は隅田川とアサヒビール本社です)
他の類似製品の「SIGMA 超広角ズームレンズ 8-16mm F4.5-5.6(重さ555g)」や「Canon 超広角ズームレンズ EF-S10-18mm F4.5-5.6(重さ240g)」と迷いましたが、やはり最後はF値が3.5で固定であることが大きなポイントとなりました。この製品が重いのはズームレンズなのにF値を固定していることに関係していそうです。
F値のおさらい
F値が小さいとどうなる?
・多くの光を取り込め、薄暗い場所でも明るい写真が撮影できます。
・被写体深度は浅くなります(被写体から遠ざかるほどぼけが強くなる)。
・シャッタースピードが速くなり手振れが抑えられ、ブレのない写真が撮りやすくなります。
画角(=カメラで写せる範囲)は?
10-20mmといってもピンとこない方もいらっしゃる(私がそうでした)と思いますので、実際に撮影した写真をご覧ください。私の印象は、「広角レンズって噂にたがわず広く撮れてスゴイ!」でした。この広角レンズはもっぱら都会の景色を撮るのに利用しています。標準レンズでは絶対に撮れないビル全体の写真が撮れてすごく感動しました。
東京スカイツリーも近い場所から収まります!12月撮影
類似製品のSIGMAの8-16mm F4.5-5.6は本製品より2 mmワイドで、Amazonのレビューで「2mmの差は大きい!」「面白い写真が撮れる」というレビューもあり気になりました。こちらの機種のレビュー評価も上々です。よりワイドに撮りたい方はこちらの機種がよいのではないかと思いました。
あと2mmの画角にこだわる方はこちらも検討を!↓
F値にこだわるか、重さにこだわるか、より広い画角にこだわるか、値段にこだわるかによって機種選びが変わってくると思います。私はF値(3.5)と値段にこだわった結果、画角がおのずと10-20mmとなりました。
撮れた写真の印象
シグマのレンズは全体的に「キリっと撮れる」という表現の仕方をされることが多いのですが、私が購入したシグマ10-20mm F3.5のレンズもキリっと撮れる印象があります。他の広角レンズと比較していないのでなんともいえないのですが、「キリっとした感じとはこういうことをいうのだろう」と納得しました。
東京国際フォーラムの有名な天井↓
類似の広角レンズとの比較表
今回購入した製品と私が検討した類似製品(キャノン用の広角ズームレンズのみ)をいくつかピックアップして表にしてみました。各社、各製品に強みがあります。ここは強みだと思ったところにマーカーをひきました。
※重さは各公式ホームページに掲載されていたものです。
表の右端のTokina 超広角ズームレンズはF値が2.8の固定でかなりそそられます(笑)が、私の予算が3万円台でしたので、表の一番左のシグマのF3.5にしました。予算に余裕のある方で重さが気にならない方はTokina も検討すると良いかもしれません。サードパーティ製ですがかなり評判のよいレンズです。
SIGMA超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSMのまとめ
ポイント
・写真写りはキリっとした感じ。
・F値が解放(=最小値)で3.5の固定となっており、ズームしても手振れが起きにくい。
・結構重い(520g)
・値段は新品で定価の半分の約4万円ほどで購入できお手頃価格
・予算をなるべく抑えたい方、性能は「最高!」ではないけれども価格に十分見合う良いものが欲しいという方におすすめ
↓【今回の記事の製品】キャノン用を載せておきますが、シグマ、ソニー、ニコン、ペンタックス用もあります。