日本株のインデックスファンドを選ぶ時に連動させる指数をTOPIXと日経平均どっちにしよう?しかも、何この JPX 日経400って???結局何を選べばいいの?と混乱しますよね。
そんな方のためにこの3つの指数(日経平均、TOPIX、JPX400)に連動するファンドの成績(リターン)をチャートで比べてみました!傾向がわかるだけでもファンド選びがより安心しできると思います。
↓日経平均と TOPIXのみを比較したい方は過去記事をどうぞ。
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【保存版】TOPIXと日経平均、どちらのファンドを選べばいい?チャートでリターンを確認しながら解説!
インデックスファンドを選ぶときに連動させる指数としてTOPIXと日経平均のどちらがいいのか? 悩まれる方も多いのではないでしょうか。 なので、今回はリターンに着目して、実際 ...
結論から言ってしまうと日経平均型が一番いい
結論から言うと、TOPIXと日経平均(日経225)を過去10年で比べた場合、日経平均に連動したファンドの方がリターンがいいです。
だからといってTOPIXがダメだと言うわけではありません。(私自身はTOPIX型インデックスファンドを購入しています。)
今回新たに比較に加えたJPX 日経400は、財務分析がしっかりされて選び抜かれている(はず)のになぜかTOPIXとあまり変わらない成績です。
もっというなら、TOPIXより成績が劣っています。
日経225、TOPIX、JPX 日経400の基本的な用語について知りたい方はこちらをクリック
3つのインデックスファンドで日経225、TOPIX、JPX400を比較
今回、ニッセイ、eMaxis、野村のインデックスファンドで比べてみます(同じ会社のファンド内での比較となります)。ファンド名をクリックすると楽天証券の商品ページに飛びます(リンク切れの場合はご容赦ください)。
①ニッセイアセットマネジメントのインデックスファンド
比べるのは下の3つのファンドです。
2015年頃を起点にみていますが、日経225の成績が一番よく次に TOPIX、JPX400の順となっています。
②三菱UFJ国際投信のeMAXISシリーズ
下の3つのファンドを比べてみます。
2014年頃を起点にみていますが、eMAXISシリーズも日経225の成績が一番よく次に TOPIX、JPX400の順となっています。
③野村のインデックスファンド
下の3つのファンドを比べてみます。
訂正:表右上の「3年でみてみました」は誤表記です。無視してください。すみません。
2014年頃を起点にみていますが、野村のインデックスファンドも日経225の成績が一番よく次に TOPIX、JPX400の順となっています。
結論
2019年の時点で、日経225、TOPIX、JPX400に連動するインデックスファンドを比べた場合、リターンの良い順に日経225、TOPIX、JPX400となる。
楽天は独自のファンドスコア(5段階評価)を出していますので、そちらも参考にされると良いと思います。今回取り上げたニッセイ日経225は10年のファンドスコアが5の評価を得ていて優秀と言えそうです。反対にニッセイJPX日経400はファンドスコアが最低の1でした。TOPIXは評価が3となっています(2019年3月時点)。
既に日経平均型かTOPIX型を持っていればJPX日経400をあえて選ばなくてもよいのでは?というのが現在の私の感想です。
JPX日経400がどうしてTOPIXに負けているのか本当に不思議なのですが、結果は結果です。(ある専門家は「3年間ROE」という基準にこだわったのがつまづきの原因と言っていました。よかれと思って設定した基準が悪かったので、この基準を変えればTOPIXに勝てるかも!とのことです。興味ある方はググってみてください。)
※チャートはすべて楽天証券のHPで試算したものです。SBI証券は2018年に残念ながらチャートの比較サービスをやめてしまったので、SBI証券のサイトでこうした比較することはできません。