この記事は海外に行く時に、ATM から現地通貨をお得に引き出せるデビットカードを探している方のための記事です。
私が利用している住信 SBI ネット銀行のVisaデビットつきキャッシュカードをユーザー目線で解説します。
海外でのATMからの現地通貨引き出しという目的でこのカードを作りましたが、作ってみると他にもいろいろメリットがありました。
POIINT!デビットカードとクレジットカードを使った海外ATMからの現金引き出しは何がちがうか?
・デビットカードを使うとクレジットカードと違いATMからお金を引き出してもキャッシング(借入)にならないので、利息がかからないところが違いです。
・クレジットカードは後払いになりますが、デビットカードはその場で支払った分の現金が口座から引かれます。
【まとめ】住信 SBI ネット銀行の VISA デビットつきキャッシュカードの特徴
年会費無料
Visaマークのあるお店での支払に使える
使ったら即時にメールが届き明細を確認できる
審査不要で、15歳以上なら誰でも持てる
海外のATMから現地通貨を引き出せる
外貨普通預金口座(円⇔米ドル)を持っていれば、外貨口座から直接支払い可能
クレジットカードと違い残高以上使えないので安心
現地ATMから現地通貨を口座から直接引き出せる
不正利用された場合は、届け出した日から30日前にさかのぼって被害が補償される
利用代金の0.6%分のポイントがつく
重要な項目を詳しく説明!
年会費無料
維持費にお金を払う必要はありません。年会費無料のカードで十分です。
Visaマークのあるお店で使える
JCB やアメックスは海外では使えないところも多いのですが、VISAは世界No.1のシェアを誇るブランドなので安心です。
使ったら即時にメールが届き明細を確認できる
不正利用されていないかもチェックできるのでこのサービスがあると安心できます。
審査不要で、15歳以上なら誰でも持てる!
クレジットカードと違って審査がありません。
住信 SBI ネット銀行に口座があり、15歳以上であれば持つことができます。
外貨普通預金口座(円⇔米ドル)を持っていれば、海外で直接支払い可能
これは現在、円⇔ドルの外貨普通預金口座で米ドルを持っている方が、アメリカを旅行するときに外貨普通預金口座の米ドルを使うことができます。
手数料は決済通貨が米ドルの場合、海外事務手数料2.5%分が年間30回までポイントバックされるのでお得です。
クレジットカードと違い残高以上は使えない
口座残高以上の金額を使いすぎることがありませんので、使いすぎが心配な人におすすめです。
使用上限も設定することができます。
現地ATMから現地通貨を口座から直接引き出せる
VisaマークまたはPlusマークの付いた海外ATMで現地通貨を引き出せます。
手数料は海外事務手数料2.5%+Visaが指定するレートがかかります。
他社と比較しても、住信 SBI ネット銀行は手数料が低く利用価値が高いと思います。
各社の海外で使えるデビットカード | ATM引き出し手数料 |
住信SBIネット銀行 | 海外事務手数料2.5%+Visaが指定するレート |
ジャパンネット銀行Visaデビットカード | 3.08%(税込)+Visaが指定するレート |
ソニー銀行デビットカード(Sony Bank WALLET) | (円預金からの場合)事務処理経費: 1.79% / 回+場合により現地ATM設置機関利用手数料 |
楽天銀行デビットカード(VISA) | 3.080%+Visaが指定するレート |
GMOあおぞらネット銀行Visaデビット付キャッシュカード | 海外取扱事務手数料3.02%+Visaが指定するレート |
SMBCデビット(三井住友銀行) | 海外事務手数料3.05%+事務手数料110円+ATM設置金融機関所定の手数料 |
イオン銀行(JCBデビット) | 海外取引関係処理経費1.60%+海外取引関係諸経費200円/回 |
※2020年1月現在の情報です。(一年前と比べて住信SBIネット銀行に変更はありませんでしたが、他の銀行の手数料は結構変動がありました。)
用語解説:VIsaが指定するレートとは、Visaが指定する外国為替レートのことです。
住信SBIネット銀行の手数料はいくらまでであれば他の銀行よりお得かというのを実際計算してみました。
【海外 ATM 手数料比較】
実は2020年1月現在ではソニー銀行の手数料が一番安くなっています(2018年は1日に約2.5万円までを引き出すのであればソニー銀行より住信SBIネット銀行が一番お得だった)。ただ、アメリカに行く場合で米ドル口座を住信SBIネット銀行に持っている人は手数料2.5%分が年間30回まで無料になるので30回以下の引き出しで済む人は住信SBIネット銀行がお得ですね。
現在ソニー銀行には負けますが、2番目に安いです。
引き出し額 | 1万円 | 1.5万円 | 2万円 | 2.5万円 | 3万円 |
住信SBIネット銀行 | 250円 | 375円 | 500円 | 625円 | 750円 |
ジャパンネット銀行Visaデビットカード | 308円 | 462円 | 616円 | 770円 | 924円 |
ソニー銀行デビットカード(Sony Bank WALLET) | 179円 | 278.5円 | 358円 | 447.5円 | 537円 |
楽天銀行デビットカード(VISA) | 308円 | 462円 | 616円 | 770円 | 972円 |
GMOあおぞらネット銀行Visaデビット付キャッシュカード | 302円 | 453円 | 604円 | 755円 | 906円 |
SMBCデビット(三井住友銀行) | 415円 | 572円 | 720円 | 872.5円 | 1115円 |
イオン銀行 | 360円 | 440円 | 520円 | 600円 | 680円 |
※円で単純計算をしたものですので(現地ATM手数料等は入っていない)あくまで参考程度にしてください。
紛失や盗難にあって不正利用された場合は、届け出した日から30日前にさかのぼって被害が補償される
この不正利用の補償はプリペイドカードにはないので安心できます。
利用代金の0.6%分のポイントがつく
1000円につき6ポイント(1ポイント=1円)がつきます。
クレジットカードでポイントが1.0%以上つくものと比べると少なく感じるかもしれませんが、この0.6%という数字はデビットカードとしてはかなり高い還元率です。
各社の海外で使えるデビットカード | ポイント(%) |
住信SBIネット銀行 | 0.6% |
ジャパンネット銀行Visaデビットカード | 0.2%(基本) |
ソニー銀行デビットカード | 0.5%(基本)~2.0%(ステータスに応じて上がる) |
楽天銀行デビットカード(VISA) | 1.0% |
GMOあおぞらネット銀行Visaデビット付キャッシュカード | 0.6%~1.5%(ステータスに応じて上がる) |
SMBCデビット(三井住友銀行) | 0.25% |
イオン銀行 | 0.5% |
※2020年1月現在の情報です。
いかがだったでしょうか。
ポイント還元率は楽天銀行に負けますが、楽天銀行にはないサービスもあり(楽天銀行では外貨普通預金の米ドルを現地 ATM から引き出すことはできない。)、総合的に使い勝手がよいカードです。
特にアメリカに行かれる方は外貨預金口座の米ドルが使えて、30回までは海外事務手数料が無料になるのでとてもお得だと思います。
追記:ユーロや英ポンド、豪ドル、NAドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナを外貨預金口座から現地で引き落としたいという人はソニー銀行がそうしたサービス(Sony Bank Wallet:デビットカード兼キャッシュカード)を行っています。私はまだ口座開設をしていないのですが、外貨預金を現地で使いたいという希望がある方はソニー銀行のページを見てみてください。次の旅行には間に合わないかもしれませんが、円高の時に現地通貨を購入しておけば円安になっても「円安だから海外旅行が割高になる」ということを少しでも防げますね。(https://moneykit.net/visitor/sbw/sbw10.html#anc02)。
こんな方におすすめ
- 海外で現金を現地ATMで引き出したい方!
- アメリカに行きたい人で米ドル⇔円の外貨普通預金口座を持っている方!
- 不正利用の補償が欲しい方!
- ポイントで還元が欲しい方!
- クレジットカードでは審査が通らない方(学生さんも含む)!
- 世界で一番使われているVISAカードがほしい方!
・ 住信 SBI ネット銀行の手数料は業界ではかなり安い方。
・不正利用の保証もあり、心強い。
・米ドルの外貨普通預金口座が使えるのは大きなメリット。
・国内でもポイントが0.6%のポイントがつく!