2つ目のストロボにGodox Ving V850IIを購入。精密機器では初めてのチャイナ製です。このストロボはキャノンの他、ニコン、ペンタックス、オリンパスのユーザーも使えます。
私はキャノンユーザーで一灯目のストロボはCanon スピードライト430 EX III RTをチョイスしました。今はこのキャノンのストロボとGodox Ving V850IIを連携して2灯で撮影しています。
Godox Ving V850IIに決めた理由
①GODOX製の評価が最近良くなってきていること。
②純正品より安い。
③純正品を持っているので、2灯目は冒険してもいいと思った。
④キャノンのEOSシリーズのカメラ(使えないものもあるので注意)にも使えるし、キャノンのストロボとも連携して使える。
⑤電源が充電式!しかも持ちが良くて充電もはやい。単三電池を使わなくてもいい!(←私の超絶賛ポイント。)
⑥多灯撮影する場合は5つまでストロボが使える。(A~Eまでグループがある。)
⑦ワイヤレスシステムを採用しているので、カメラ本体と離して撮影できる。
⑧ガイドナンバー(発光量の大きさ)が60でキャノンの最上級品に匹敵する。
Godox Ving V850IIを購入するときの注意点
Godox Ving V850IIを購入する際に、ここだけは注意した方がいい点があります。それはこの機種はi-TTL(自動的に発光量を調整してくれる機能)がついていないということです。
撮影に慣れてる方だと i-TTLモードを使わずにマニュアル(M)モードで撮影するので問題ないと思うのですが、初心者の方だとi-TTLモードがあった方が心強いと思いました。
類似製品のGODOX 860Ⅱを却下した理由
Godox Ving V850IIとどちらを買えばいいのか悩まれる方がいらっしゃると思いますが、860IIにはi-TTL 機能 (自動で発光量を決めてくれる機能)がついています.ただし、3つまでしかストロボを使えないとのことだったので却下。逆に4灯以上ストロボを使うつもりはなくて、i-TTL モードがあった方がいい人はこちらを選ぶのが良いと思います(ガイドナンバーはV850IIと同じで、値段も3000円程度高くなるだけです。)
↓↓↓i-TTL モードが必要な人にはGODOX 860IIの方がオススメ。キャノン用の他、ソニー、ニコンなどに対応。「C」はキャノン用なので、S(ソニー)、N(ニコン)などの表示のある対応製品を購入してくださいね。
Godox Ving V850IIの外観
私が持っているCANON スピードライト 430EX IIと比べるとずいぶん大きいです。
↓↓比較:左がGODOX(全長約20センチ)、右がキャノン
↓↓発光部分は上に約90度、横に360度回転します。
↓↓↓リモート撮影するときに使うブラケットも一回り大きなものを新たに購入しました。(以前購入したものだとストロボが大きすぎて入らなかった。)
↓↓↓NEEWER製と比べてGODOXのブラケットはしっかりした作りでレバーがスムーズに動きます。S2でないとこのストロボが入らないので注意してください。
ガイドナンバー60で発光量がかなり大きい!
ガイドナンバーとはストロボの発光量の大きさです。私の1灯目の「CANON スピードライト 430EX II」がガイドナンバー43で、それを上回るレベルです。ガイドナンバー43でも日常でフル発光(最大のパワーでの発光)をすることはないので十分すぎる発光量ですね。
キャノンの最上級品ストロボ「スピードライト600EX II-RT」のガイドナンバーが60なので、数字だけみるとキャノンの純正ストロボの最上級品と同じ発光量ということになります。しかも値段は3分の1!
トランスミッターの表示がわかりやすい
カメラの上に接続するGODOXのトランスミッターです。現在2灯のストロボを使っているのでそれがパネルに表示されています。 A から E まで5灯のストロボを設定できますよ。
発光量も簡単に調整できます。直観的に操作できてわかりやすいトランスミッターだと思います。
既にキヤノンのストロボを使っていたのでGODOXについては説明書を全く読みませんでしたがちゃんと使えました。
1灯目のストロボとして購入する方は日本語の説明書が付いた製品を買ったほうがいいと思います。ただ2灯目の人は別に説明書を読まなくてもわかると思いました。使い方はキャノンとそんなに変わらないです。
Godox Ving V850IIの耐久性
Godox Ving V850IIの耐久性については未知数です。私は1灯目のストロボ をCanon の純正ストロボにしましたが、これは値段が高くてもキャノンが長年培ってきたブランド力を評価してのことです。
GODOXは最近評判の良い会社ですが、製品の耐久性についてはまだ何とも言えません(追記:2年以上使いましたがちゃんと使えています)。なので耐久性を最重要視するのであれば純正ストロボを買った方がよいと思います。
キャノン純正ストロボ(又は 他社製ストロボ)と連携するにはどうしたらいい?
Godox Ving V850IIをCanon の純正ストロボまたは他社の純正のストロボと連携するには、GODOX製のトランスミッターと受信機が必要です。写真右下の受信機のX1と書いてある横に小さくCという文字がかかれていますよね。CはキャノンのCです。ニコン用であればNと書いてあります。
私は最初、キャノンのトランスミッターで命令を出せると思っていたらできませんでした。必ずGODOXのトランスミッターと受信機が必要となります。
↓このようにキャノンのストロボにGODOXの受信機を合体させて使います。
ストロボGodox Ving V850IIを1灯のみ使って撮影した写真とその撮影風景
このストロボでどのような感じに撮影できるのかを実際にご覧ください。写真補正ソフトを使った補正は一切していません。
元の写真(左の窓から差し込む自然光のみで撮影、夕方4時)
GODOX V850 II を一灯のみ使った写真
↓↓右側高めから照射
↓↓一番小さな発光量(1/128)でこんな感じです。発光量はやはりキャノンの 430EX IIより大きいと感じました。
↓↓天井バウンス(天井に向けてストロボを照射しその反射光で撮影するテクニックです。)
↓↓もう少し発光量を上げてもよかったかも(笑)。
↓↓右側のレフ版にバウンスしてみました。イイ感じ!
↓↓手前の壁にバウンス
↓↓やわらかい感じに撮れました。
↓↓付属のディフューザーを使います。
↓↓夏っぽい感じに撮れました♥
丸型のディフューザーを使用します。これは別途購入したものです。
↓↓柔らかい感じに撮れました^^
追記:耐久性について
このストロボを購入してから2年がたったので追記します。今でもちゃんと使っておりお気に入りのストロボです。一度リチウム電池の調子が悪くなり5000円を出して電池だけ交換しましたが、2番目の電池はそれから壊れず1年以上持っています。一度目は少し運が悪かったようです。本体自体は壊れずに使えています。そのあとストロボではない照明機材もGODOX製を購入しました(なので今はマックス3灯で撮影しています)。
使えるカメラの機種について
私は Canon の初心者機 EOS Kiss x7を使っていますが、この機種は使える機種としてGODOXのホームページには載っていませんでした。私がこの機種を買うことができたのは Amazon で EOS Kiss x7でも使えたという神様のようなレビューがあったからです。
マニュアルの中に、「V850II Li-ion camera flash adopts Godox wireless X system and 2.4G ratio transmission, which is compatible with AD360II-C, AD360II-N,TT685C, TT685N, X1T-C, X1T-N, etc. Fit all DSLR camera brands e.g. Canon, Nikon, Sony, etc.」とあり、翻訳すると、「V850II Li-ionカメラフラッシュはGodox 2.4GワイヤレスXシステムを採用しており、AD360II-C、AD360II-N、TT685C、TT685N、X1T-C、X1T-Nなどと互換性があります。 キヤノン、ニコン、ソニーなどすべてのDSLRカメラブランドに適合しています。」という意味ですが、不安な方はアマゾンの質問の欄で聞いてみるといいかもしれません。
私が購入した製品のまとめ(Canon スピードライト430 EX III RTと一緒に使うのに必要な機材)
↓↓↓今回購入したストロボ Godox Ving V850II
↓↓↓リモート撮影するときの司令塔役となるトランスミッター(GODOX Xpro-Cフラッショトリガー)Cはキャノン用という意味です。カメラの上に直接接続して使います。
↓↓↓キャノンストロボ(または他社製ストロボ)に取り付ける受信機。「GODOX X1R-C 32」。Cはキャノン用という意味です。これがないとキャノンのストロボとGODOXのストロボは連携できないので必須です。ニコンやペンタックスなど他社製品を使用している方はP(ペンタックス)、N(ニコン)のマークがついたものを購入してください。
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